もともとホットで飲まれていた紅茶がアイスティーとして広まったのは、1904年(明治37年)7月にアメリカのセントルイスで開催された万国博覧会。
紅茶も出店されていたのですが、猛暑で人々が倒れていく中、ふと氷を入れて冷たい紅茶をサービスした処、大好評だったとか。
英国では上流階級の人々は飲まなかったともいわれていますが、夏の暑いときには、水分補給だけではなく、果物のビタミンCを摂取したり、甘みと爽やかさでリフレッシュできるアイスティーは、やはりおすすめです。
(2007.7.12)
基本的なことは、ホットティー編をご参照ください。ホットティー編
アイスティーはグラスで楽しむことから、水色が綺麗なセイロン、ケニアCTC、またタンニンが少ない中国茶あたりが良く合います。
個人的にはアールグレイの香りの強さが苦手なので、頂いた場合にはそのまま、もしくはプレーンな印象のセイロンをブレンドしたりしてアイスティに仕立てています。
色々試して、お好みのアイスティーを見つけてくださいね。
1. 基本のホットティーと手順は同じだが、お湯の量を半分に減らし、2倍の濃さの紅茶を煎れる。
甘みはこの段階で加えておく。
2. 器にたっぷりと氷を入れ、濃い目に煎れたホットティーを一気に注ぐ。
アイスティーを煎れるときには、クリームダウンが起こらないように注意しましょう。
カフェインとタンニンが結合して白く濁る現象のことで、熱いうちに甘みを加えると結合を妨げるので、クリームダウンしなくなります。
ホットティー編でもご紹介したシェルパティー、実はアイスにしてもとても美味しく頂けます。
紅茶を煎れる際、ポットにも2,3粒のぶどうを入れて蒸らします。
氷を入れたグラスにもさらに3,4粒のぶどうを入れておきます。そこへ、熱い紅茶を注いで出来上がり。
風味と食感との両方で、ぶどうを楽しむことが出来ます。
液体の比重の違いを利用した、ポピュラーなセパレートティーです。
アイスティをグラスに7〜8割ほど注ぎ、氷を浮かべます。
この時、濃い目につけておいたほうが、層が綺麗に出ます。
上から氷に添って、グレープフルーツ果汁を静かに注いで出来上がり。
グレープフルーツは、色の対比も綺麗なことからルピーやピンク種より、ホワイトをお勧め。
暑い夏の午後、喉をすっきり刺激したい時によく作ります。
グラスに、一人当たりレモン1/2個分の果汁を絞っておきます。
クラブソーダを半分ほど注ぎ、アイスティーも注いで出来上がり。
爽快な喉越しです。
甘みをつけたアイスティーと、甘みの無いクラブソーダを合わせていますが、もし已む無く甘みのあるサイダー類を使う場合には、アイスティーの甘みは少なくしておきましょう。
冷凍のブルーベリーやラズベリー、いちごなどを、凍ったまま適量グラスに入れ、アイスティーを注ぎます。
ベリー類の風味がアイスティーに移り、爽やかな甘酸っぱさです。
レモンに限らず、オレンジ、甘夏、はっさく、グレープフルーツ、シークヮーサーなど、あらゆる柑橘系を、絞ってお好みの量をアイスティーに注ぎます。
単独でも組み合わせても、楽しい!