野菜ソムリエノート

高原マーケットかよう(岡山)の体験レポート

毎週定期的に届く宅配のほかにも、自分の好きなタイミングで注文が出来る宅配も利用してみたいと思いました。色々調べている内、その頃ちょうど、岡山に旅行する機会があったので、興味を持ち、こちらの「かよう」さんに野菜のセットを注文してみました。
活き活きとしたボリューム感のあるセットで、大満足したと共に、「有機JAS」の認定の値段・・・なんてのを、感じてしまいました。 (2007.11.21)

高原マーケットかようの特長

見つけたのは、楽天市場なので、まずはポイントで購入できるメリットがあります。

生産地は吉備高原に限定されており、生産者さんの顔とお名前、品名が表示されたシールが一つ一つの野菜の袋に貼られていて、「安全・安心・美味しい」の合言葉に自信を持って出荷しているようです。

有機JASの認定を受けているものにはそのシールが貼られています。2回の注文の中で、それは1点のみでしたが、他のお野菜も同様に栽培をしているそうです。ただ、認定を受けていないもので、自家用に栽培しているものだということが、特長です。

産地の吉備高原は、石灰岩質の土壌です。野菜を育てる際には、わざわざ石灰を撒くことから、この吉備高原はとても美味しい野菜が採れるんだなあと納得です。

基本的なこと

一回ごとに、好きなタイミングで注文することが出来ます。
楽天市場へ出店しているので、ポイントを利用できますし、クレジットカードでの支払いも可能です。
手数料がかからない形でのカード払いを出来るだけ我が家では利用しているので、カードで支払える利点は重要です。

その他、楽天バンク、銀行振り込み、代引き、イーバンク決済など、一般的な支払い方法は一通り使えるようです。

送料は、クロネコヤマト便を使い、関東だと650円かかりますが、2,500円以上の商品購入だと北海道、沖縄、東北以外は1箱に付き400円になります。詳しくは、このページの下の方の、リンク先のショップサイトにてご確認ください。
個人的には、どうせなら送料を省きたいので、送料込みのお野菜セットを注文しました。

取り寄せた内容と利用法

私が選んだのは、旬の吉備高原野菜15品セット、送料込み3000円です。
単純に考えると、1品あたり200円と云う訳ですが、有機農産物であることを考えると、とてもコストパフォーマンスが高い、しかも美味しい野菜たちであると感激しました。

1回目

大根、キャベツ、じゃがいも、ごぼう、 にんじん、 きゅうり、里芋、、生椎茸、なす、パプリカ、ししとう、いんげん、甘芋、玉ねぎ、ぼっちゃんかぼちゃ。
ずっしりと重い一箱でした。

きゅうりとパプリカのサラダ。

千切りにして、しゃきしゃきと新鮮な内にサラダで頂きました。元気な美味しさが伝わります。
ごぼうは、たわしでよく洗って皮ごと食べることにしました。
パプリカと、一般品の舞茸と合わせて、唐辛子でペペロンチーノ風に炒めました。

いつものきんぴらも作りましたが、目先が変わってこちらもたくさん食べましたよ。
どっさり野菜があると、ついついカレーも作りたくなります。
里芋、なす、玉ねぎ、しいたけ、と云う感じでちょっと和風な素材で、緑が足りないなーと思って、ししとうを軽くソテーして添えました。
ごはんは、大地宅配の玄米、らっきょは義母の手作りです。
甘芋と書かれていましたが、さつまいもは、豚肉と玉ねぎで、肉じゃが風にしてみました。

甘みのあるビタミンたっぷりの一品です。

2回目

 

大根、キャベツ、小松菜、春菊、チンゲンサイ、ほうれん草、水菜、ピーマン、インゲン、ししとう、パプリカ、メークイン、にんじん、ねぎ、なす、かぼちゃ(ほっこり姫)

ここであれ?16種類?と思われるかもしれません。
実は、前回のセットで大根がしなびていて、芯が黒ずんでおり、煮込んでも全然柔らかくならないものだったので、迷ったのですがその旨をご連絡した処、今回のセットの際に考慮していただくことになりました。
丁寧な対応にも好印象です。
届いたら早速、葉物は一枚一枚様子を見ながら、泥などを洗い落としますが、今回は豪快でした〜!

チンゲンサイが2把の内、1把の中心部が物凄く虫に食べられていました。そして・・・ええ、居ましたとも。奴が。
体調4cmほどの虫・・・ヨトウムシに似てるように思いましたが、2匹も! なんとまあ、私のチンゲンサイを食べてくれたことよ。
無農薬野菜を食べるにあたっては、避けては通れない道でございますよ。
西日本の産地だなあ、と嬉しくなったのが、ねぎ。
関東でねぎといったら長ねぎですが、西日本では殆どが青い処のねぎなので、福岡出身の私には懐かしい。

新鮮な内に、綺麗に洗い、水気を取って刻んで冷凍しておき、お味噌汁やスープにささっと使えるので便利です。
今回は、青い部分のみ冷凍保存し、白い部分は、大きめにカットして、にんじんやだいこん、前回のたまねぎと一緒に、色々野菜スープにしました。
野菜の味が濃いので、薄味のスープで頂きましたよ。

ほうれん草や小松菜は、茹でてカットして冷凍しておいたのですが、大量のピーマンは、炒めてばかりだと飽きるだろうしなあ・・。

で、ピーマンの肉詰めっぽいのを大量に作っておくことにしました。
肉ぎっしりではなく、木綿豆腐と豚挽き肉を混ぜて塩胡椒のみのシンプルな味付けで、焼きました。
シンプルにした理由は、後から照り焼き風味にしたり、ケチャップ風味にしたり、味を変えて楽しめるから。

この画像で判りますでしょうか、一般的なピーマンの大きさの半分くらいの可愛らしいサイズでした。だからお弁当にもピッタリです。
水菜は、新しい内には出来るだけシャキシャキとした味わいを楽しみたいので、生で。

生のパプリカを配し、パスタの上にはどっさり水菜。
ツナはすりゴマとマヨネーズ、黒胡椒で和えてます。
見た目重視でこのような盛り付けにしましたが、食べる時にはがーっと、ビビンパのように混ぜて混ぜて混ぜてお召し上がりくださいませ。
巷で流行ってるらしいカレー鍋にも、かようの野菜は大活躍でした。
かぼちゃは義祖母の作、しめじとえのき、春雨は一般品、その他のきゃべつ、大根、にんじん、玉ねぎはかようのものを使っています。

焼肉のタレを使った煮込みも。
豚肉を炒め、玉ねぎも加えてしんなりさせ、だいこん、なす、かぼちゃ、えのきを加えてさっくり油を回したら、野菜の半分程度の水を入れ、くつくつと煮ます。
うちは、ル・クルーゼを使ってるので短時間で火が通ります。
そこへ、焼肉のタレを適量加え、更に煮込んで出来上がり。翌日以降は更に染み込んでたまりません。

我が家の定番は、ハリマのやき肉のたれ。
義祖母の家では、ホルモン鍋をこのタレで作り、あっという間に鍋一杯の野菜とホルモンがなくなります。

この他の料理例は、後ほど追加したいと思います。
ひとまずここまで。

高原マーケットかようの所感

野菜の栽培は、気候などに大きく影響を受けますし、必ずしも全てうまく供給出来る訳ではありません。
自家用の野菜も余剰分は、こうして消費者にもなるべくダイレクトに行き渡るようなシステムが更に広まり、私たちももっと利用していきたいものだなと思いました。

農薬等の使用回数

有機JASの認定を受けている圃場と同様に、栽培をしてはいるそうですが、自家用なので有機JASマークをつけていないのだそうです。
大地宅配や、らでぃっしゅぼーやでは、毎回細かく農薬等の使用回数を記録して、明細を同封していましたが、ある意味かようではこのあたりの管理が大らかです。
それは恐らく、価格に反映されているのかなと感じました。
細かく記載すると、それだけ手間もかかるし、その分迅速な出荷も滞ってしまうのではないだろうかと。

そう考えると、今までお試しをした組織化・システム化された大手の宅配業者さんと比べて安価に提供できるのは、道理なことだと考えることが出来ました。

スタッフの方

前述の通り、1回目のセットの中で、微妙なものがありました。
全てメールベースでのやり取りにもかかわらず、とても快く対応して頂き、微妙な野菜へのガッカリ感が払拭されて、また次もオーダーしてみようという気持ちになりました。

納品書にも手書きで、品名を書いて下さったりして、温かみを感じる対応だなあと感じました。

おすすめグッズ

野菜のセット15品は3000円で、送料無料なので、一押しです。
自然卵も試してみたかったのですが、2,500円で送料別なので、個人的には卵も入れて欲しいなあ。
単品でも頼めるといいなあ。カスタードプリンも作りたかった〜!



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