東京都墨田区のNPO生涯学習センターが運営するさくらカレッジで、10〜3月の間、「旬の野菜&フルーツ講座」を担当させていただいています。
こちらではそのざっくりとしたご報告・所感などをメモしておきたいと思います。 (2009.1.21)
第7回目は、大根です。
果物と野菜が交互になるようにして、どちらの旬も追いかけるようにしています。
いつものように分類、原産地の話から、目利き、栄養、調理法についてなどなどお伝えしました。
殆どが水分であるこの野菜は、最古の野菜の一つであり、薬効成分たっぷりなので、旬である冬の間はしっかりと毎日の献立に取り入れて食べたいものです。
今回は、5品種用意しました。
辛味大根、赤大根、聖護院大根、レディサラダ、味一番。
見た目も色々で楽しくなってきます。
日本各地に大根の様ざまな品種が分布しているので、いつかそんな全国大根食べ比べをしてみたいな
。
食べ比べでは、辛味大根以外を用意しました。とても辛味大根をそのままで味を見るには辛いですし・・・。
味一番大根が、私はこの中でとても甘くて瑞々しくて好きでした。
受講者の皆さんも、味一番を好まれる方が多かったです。
味をみた後は、持参した味噌マヨネーズや粗塩など調味しておいしく召し上がっていただいたり、見本用のものをお持ち帰りいただいたり。
煮込んだり、何かと合わせて他の素材のおいしさを吸収してよりおいしくなるダイコンです。
こうしてそのものの味を確認することは、なかなか普段の暮らしではないことなので、楽しんでいただけたようです。
このコーナーは、宿題として参加していただいているみなさんに、テーマ食材をそれぞれに味わって頂き、その内容を発表していただく時間です。
( 食べ比べをした次の回での発表となります。)
圧倒的に多かったのは、煮物、サラダ、おでんでした。
しかしながら、煮物の中にも洋風アレンジがあったり、カレーに煮込んだりと、興味深いものがあったり、オードブルとして使ったりと参考にさせていただきたいものもたくさんありました。
私の宿題の報告をしますと・・・。
こちらは赤大根を甘酢漬けにしました。
先ほどの食べ比べの画像の左下が赤大根なのですが、酢に漬けると鮮やかな赤い色が出るのが美しい。
この赤大根、巣篭もり卵の具の一つに加えたら、色がしおしおになくなりました。
加熱に弱いのですね。
理科の実験みたいでした。
タルティーヌ(具沢山のオープンサンド)にもベビーリーフと、千切りにしたレディサラダを彩りに加えました。
彩りだけでなく、しゃきしゃきした歯触りがアクセントになって、さっぱりとしたタルティーヌになりました。
からみ餅みすると、のどに詰まりやすいお餅もするっと入ります。
サッパリして食べやすいから、お正月はお餅が進んで進んで仕方ありませんでした。
辛味大根をたっぷりとステーキに添えて。
段々ロース肉を食べられなくなってきてるのですが、意外といけてしまいました。
流石、大根のタンパク質分解酵素!
消化の神です。
宿題のお陰で、私自身もより旬の食材を使うことを意識しています。